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2021年11月29日(月)

冷え性対策

寒暖差が激しくなってきましたね。手や足先が冷たくなっていませんか?

Contents

一般に「冷え性」と言いますが、「冷え性」と「冷え症」があるのをご存じですか?

「冷え性」という字を使う場合は、検査で明らかな異常がみられないにもかかわらず、手足が冷える、ゾクゾクと寒いなどの冷えの症状が認められ、明らかな原因のない冷えを、西洋医学では“冷え性”の体質として扱われます。

西洋医学で、冷え性を「冷え症」とは書かないのは、冷え性そのものが病気ではないからです。

それに対して「冷え症」は、東洋医学的な考えとして治療が必要な場合に使われます。手足のみが冷える場合、上半身はのぼせて下半身だけ冷える場合、お腹だけが冷える場合、全身が冷える場合など、症状が現れる部位は様々です。

冷え性のままでも健康に問題がないかというと別問題。体温が低いことで免疫力が下がる、代謝が悪くなる、血液の流れが悪くなるなど、他の病気の原因となりうる様々な悪影響が出てくるのです。

では、この「冷え」はなぜ起こるのでしょうか。

女性は約8割、男性でも4割以上の人が、冷え性の自覚があるそうです。

  • 夏でも体が冷えている
  • 手足が常に冷たい
  • 人よりも寒がる  などです。

冷え性が女性に多い理由としては

①血管が細い

女性の方が男性に比べて血管が細く血液の流れが滞りやすいため、手足まで充分な血流がいきわたらなくなりやすいといえます。

②筋肉量が少ない

女性はもともと男性に比べて筋肉量が少ないため、作り出される熱量が少ない上にポンプの力が弱いため、体が冷えやすいということになります。

体の末端まで血液が行きにくいため、特に手足が冷えやすくなるのです。

③ホルモンバランスが崩れやすい

女性には月経、出産、閉経といったライフステージでの変化があり、ホルモンのバランスが乱れやすい傾向にあります。

ホルモンバランスが乱れると、体温調整をしている自律神経が影響を受けて、血液の循環が悪くなり冷え性になりやすいのです。

④ストレス

ストレスを感じると、誰でも自律神経のバランスを崩しやすくなります。自律神経は、リラックス状態で優位になる「副交感神経」と、緊張状態で優位となる「交感神経」の2つがバランスを保って、体の機能を調節しています。

ストレス過多の状態が続くと「交感神経」優位の状態が長くなり、末梢血管も収縮を続けて血行不良を招き、冷えた状態を招きます。

⑤生活習慣の乱れ

体温は、早朝が最低で、起床して朝食をとるとともに急激に上がり、昼過ぎから夕方までゆるやかに上昇した後、夜間に向かって下がっていくものです。

昼夜逆転の生活や朝食抜き、食事の時間がバラバラなど、生活習慣の乱れによって低下しています。

夏場の効きすぎたエアコンや冬場の過度な暖房など、体の体温調節機能を使わない生活になってきています。そのため、もともと備わっていた体温調節機能が低下している人が増えているのです。
また、若い女性などは寒い日でも薄着をし、手首・足首・首といった冷えやすいポイントをカバーしていないのも冷え性を悪化させる原因になっています。

 

冷え性には大きく分けて4種類のタイプがあります。

1)四肢末端型

10代から20代の若い女性の中でも、やせ形や過度なダイエットを行っている女性に多く見られます。

<特徴>

●手足やその末端が冷える

●寒い場所では手足の先から冷えやすい

●冷えと同時に肩こりや頭痛を感じやすい

 

2)下半身型

腰から下が冷えやすい下半身型は、30代以降の男女によく見られるタイプの冷え性で、次のような症状が特徴的です。

<特徴>

●手は温かいが、足は冷たい

●上半身に汗をかきやすい

●寒い場所ではふくらはぎや足先が冷えやすい

 

3)内臓型

「隠れ冷え性」とも呼ばれる内臓型は、30代以降の女性に多く見られます。

<特徴>

●手足や体の表面は温かいけれど、お腹が冷えやすい

●全身に汗をかきがち(汗によって冷えやすい)
●厚着をしていても体の冷えを感じる
●寒い場所では下腹部や太もも、二の腕が冷えやすい
●冷えと同時にお腹の張りを感じやすい
4)全身型
全身型は、常に体温が低く、季節を問わず寒さを感じるタイプの冷え性です。若者や高齢者に多く見られ、自覚症状がないケースも多く見られます。
全身型の冷え性の原因としては、不摂生や食事量の不足などによる基礎代謝の低下が挙げられます。また、体質や服用薬の影響などによって、全身が冷えてしまうケースもあります。

冷え性の改善策

冷え性の改善の第一歩は、まず自分の生活を見直すことが大切です。

冷たい飲み物や食べ物を摂り過ぎない

飲み物は、必ず常温以上のものを摂りましょう。寝起きや食前に、白湯をコップ1杯飲むのもおすすめです。内臓が活性化することで体が芯から温まります。

糖質たっぷりのお菓子やドリンクの摂り過ぎ

糖質を摂り過ぎて、血中の血糖値や中性脂肪が増えると血管は詰まりやすくなります。糖質コントロールをしながら、熱を産生するたんぱく質や質の良い脂質を摂ることです。

階段を使わず、エスカレーターやエレベーターを使っている

ウォーキングのように全身を使った運動は、血流改善や基礎体温アップが期待できます。
体の熱を作るのは筋肉ですから、階段を利用するなど、できるだけ日常でも体を動かすようにしましょう。

栄養のバランスを考える

冷え性の改善策として最も有効なのは、バランスのよい食事をしっかり摂ることです。

食事をすると、栄養素の一部は体熱となって消費します。食事の後で体温が上がるのはこのためです。消費するエネルギーはたんぱく質がもっとも多く、肉、魚、卵、チーズ、大豆製品など良質なたんぱく質を摂るよう心掛けましょう。

全身入浴

冷え性の方は、毎日湯船にしっかりつかることが大切です。実は、冷え性の方は長時間の入浴も半身浴も良くないといわれています。これは、発汗によってかえって体が冷えてしまうためです。夏場でも40〜42度のお湯で、全身つかる習慣をつけましょう。

しっかり体を内臓の芯から温めて筋肉のコリをほぐし、全身の血流を促しましょう。

冷え性を解消するために、即効性のある方法はありません。 しかし日々の生活習慣を改善していくことで、解消することは可能です。自分の生活に取り入れやすいものを継続しておこなうことで、冷え性を改善していけるはずです。